あたし、ユイ

向かいの席のお二かたが
いないいないばあ、をしているの。
だけどまだ、この若々しすぎるあたしの感性に
訴えるモノではないの。

あたしはユイ。
今日はイオンの「サブウェイ」にきているの。

・・・って・・・「書いてるのはあきなんでしょ？」ですって？

なんですと。
あたし来月6か月になりますの。
日記くらい書けますの。
言葉にならないこのコトバ（奇声）、
通訳を通して意訳してお届けしていますの。
「やっぱりあきが書いてるんじゃないの」って。
意訳ですの、イヤク～。

いないいないばあはまだ早くとも
『じゃあじゃあびりびり』（絵本）ではアツくなれますの。
自分じゃ字は読めんけど。
言葉じゃないの文字じゃない。感じるの。
それにしてもうちのおかーさん
「いぬわんわんわんわん」と「ねこにゃんにゃんにゃんにゃん」
のところを読むときだけ
ヘンなフシをつけるのね。
「あのねのね」ってなんなのなの？

サンドイッチは片手で食べられるから
トランプしながら食べられるようにカイハツされたって
ってうちのおかーさん
サンドイッチ食べるとき必ずいうわけなの。
ならとーぜん、だっこは必須でしょ。
置いたら泣きますの。

前回、イオン備え付けのかたいベビーカー、
徹底して乗車拒否いたしましたの。
だから今日は、
自家用の中古車「ジョン・マクレーン」（マクラーレン社製）
持参ですの。
小回りのきくコンパクトカーで操作性は抜群
タイヤが8つもついていますの。
でもこれも最近満足できないの。
やっぱりハンドルの遊びが大切ですの。
で、ジョン・マクレーンは右手で手で押していただき
左手で抱っこなの。（やれやれ・・・）

母乳の原料補給したところで
さっそくあたしも飲ませていただくの。
それにしても、チーズやらポテトやらメロンソーダやら
母乳がまずくなりそうなものばっかりなの。
まあ我慢するかなの。
授乳室へと。
個室でなかなかいい感じ。
イオンに入っている飲食店のなかで
個室完備ってないと思うの。

さて、飲み終わったら少しは
ジョン・マクレーンに乗って
しばしニコニコさんになってみるの。
で、つぎは、白菜とか買いに食料品売り場へ・・・

あたしはユイ、もうすぐ6カ月。
（以上、ミクシィに掲載した内容を再掲しています
現在ユイは７か月です）
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じゃあじゃあびりびり (まついのりこのあかちゃんのほん)

• 作者: まつい のりこ
• 出版社/メーカー: 偕成社
• 発売日: 2001/08
• メディア: 単行本

ユイの絵本日記・前口上

絵本はずっと好きでした。

「はらぺこあおむし」や「うさこちゃん」を楽しんだ
おさない日々。

かつて、本に関わる仕事がしたいと思いながら
なかなかかなわないでいました。
とくに子どもの本に関わることができたら
と思って、
絵本のガイドブックをたよりに
いろいろな絵本を、
図書館で借りたり書店で購入していたころがありました。
絵本が好きな大人としての日々。

結婚を機に勤めていた老人ホームを退職し
転居先の名古屋市で
公共図書館の児童図書室の職を得ることができました。
絵本は仕事で扱うものとなりました。
「はらぺこあおむし」や「うさこちゃん」が
仕事上の用語になったことに感動を覚えた
図書館員としての日々。

そして、いま。
図書館での任期が終わり、
出産をして
わが子に絵本を読み聞かせる、
母親としての日々。

わたしと絵本との関わりかた、
また新たな段階を迎えました。

そこで・・・

わが子「ユイ」に絵本を読み聞かせたときの
反応や状況を、
自分の感想とはまたちがったかたちのレビューにして
一つのカテゴリーを設けることにしました。
せっかくなので「ユイ」本人に登場してもらいます。
まあ本人は２０１１年１２月現在まだ７か月、
しゃべれませんので、
想像でおぎないつつ展開いたします。
あくまで、絵本を読み聞かせたことをつづった日記、ということで。
「ユイ」も、本人そのものというより
実在の人物をモデルにした架空のキャラクター、
というような感じで。