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かなり久しぶりの更新なので、最近の自分について気づくきっかけになった本 [エッセイ]

『銀座缶詰』というタイトルで
銀座の美食や買いものの話かな?と身構えてしまいました。

銀座の話をちょっと苦手と思ってしまう自分に気がつきました。

実際には、銀座のホテルで「缶詰め」になって
原稿を書いたという話であって、
その缶詰費用も自費だったそうです。

読みやすい、親しみやすいエッセイ集でした。

益田ミリさんは、わたしより6歳ほど年上です。
つねに少し先の年齢を生きておられるので、
もう何年かしたらこんな気持ちを味わうことになるのだろうか
との、予行練習をさせてくれます。

必要があれば文中にそのときの年齢をきちんと表記する点にも
親しみを持っています。

表現したものを見てもらえるなら
年齢も含めて、自分を知ってほしいと思っています。

必要もないのに発表するようなものでもないのですが・・・。

はっとしたのは、ドーナツ屋さんで見かけた親子の話。

ドーナツに手もつけず携帯を見ている母親に
4、5歳くらいの子どもが
泣きそうになりながら「携帯見ないで」と訴えました。

その母親は携帯をしまって子どもの話を聞いたけれど
自分も小さいころ、
母親が見ているテレビの前に立ちはだかって
関心を向けさせようとしたことを回想した、
今思えば、家事の合間に息抜きくらいしたかっただろうに、
というな内容でした。

テレビやパソコン、携帯を見ているのって
やはり子どもとしてはおもしろくないんだろうなと思います。
うちの子(2歳)も、自分に注意を向けさせようと
強制おままごとに参加させたり、
絵本を読んでほしいと押しつけてきます。

4、5歳になっても妨害されるものなのかと思うと
ちょっとがっくりです。

夜中まで同年代の友だちと遊び歩き、
習いごとや映画、観劇、旅行へ出かけ、
ときにはじっくり街を歩き、買いものをして帰って
夜の10時くらいに夕食をとる著者の生活のようすも描かれています。

そういうことがすでに懐かしい記憶になりつつある自分に
これまた気づいてしまいました。


銀座缶詰 (幻冬舎文庫)

銀座缶詰 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 益田 ミリ
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2013/02/07
  • メディア: 文庫



ツンでたなの [ユイの絵本日記]

これは昨年12月16日付でmixiページ版「ユイの絵本日記」
に投稿した記事です。

本文中ではユイは1歳7か月ということになっていますが
現在1歳8か月になりました。

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最近やっと、
絵本の楽しさにメザメタあたしなの。

あたしはユイ、1歳7か月。

読んでほしい絵本は
運んで「あーい」ってわたすなの。

あいかわらずのお気に入りは
『ごぶごぶごぼごぼ』とかなんだけれども。
この開いたアナのおもしろさが
やっとわかってきたのなの。 
アナには指をツッコむのが幼児のたしなみなの。
それにやっとヒトのことばをアヤツれるようになってきたのなの。
たまに気が向いたら「ぷーん」とか言ってみるなの。

今までは絵本も本も
タナから出してジャマなカバーはとって
そのへんに重ねるモノだと思ってたなの。
積み木のかわりなの。
積み本なの。
ボウ一本しかちがわないなの。

オトナだって買っただけで読んでない本で、
「ツンドク」やってるの。

そういうわけで
ぼちぼち再開するのなの!

アクティブなあたしだからあらためてこのカテゴリーの趣旨など [ユイの絵本日記]

「ユイの絵本日記」ブログ版更新するのを忘れて
1年近く放置してました。

これは昨年3月27日付でmixiページ版「ユイの絵本日記」
に投稿した記事です。

本文中ではユイは1歳前ということになっていますが
現在1歳8か月になりました。




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更新がトドコオっているのは
どういうわけなのなの〜?

だって、いまのあたしにとって
絵本はただ寝転んで読んでもらうモノじゃないなの。

色アザヤカな絵本たち・・・。
それは、ほふく前進でつきすすみカクトクするべき目標物なの。

手にしたら高く掲げてカンショクを確かめ
ハゲしくたたきまくって音を楽しむモノなの。

・・・・
というわけで、
ずりばいで移動を始めたユイは
絵本を読み始めてもちっともじっとしていないんですな。
それでしばらくネタがなかったわけです。
やれやれ・・・。

この「ユイの絵本日記」は
0歳の、ことばを理解する前の赤ちゃんでも
絵本を楽しむことができるということをお伝えしたくて開設しました。

絵本は言葉を話すようになってから、
と思っているお母さんも多く、
0歳でも楽しめる絵本があることも
意外と知られていないと感じたからです。

日々、実際に絵本を読み聞かせる中で
得られたわが子の反応や思ったことがもとになっています。

ユイはあと1か月ほどで1歳になります。
取り上げる絵本も、ユイの成長に合わせて
対象年齢も上がっていくことと思います。
次の更新を気長にお待ちくださいませ。

『めんめんばあ』の巻 [ユイの絵本日記]

9か月になったあたし・・・。

いちばんのお気に入り絵本は
『ごぶごぶごぼごぼ』から『かおかおどんなかお』
になったなの!
カオ・・・イイ・・・。
『かおかおどんなかお』の
表紙をめくったところについてる小さいカオにさえ
大興奮をかくしきれないあたしなの。

白目と黒目がハッキリパッチリしているカオが
あたし好みですの。

そして、そんなカオ大スキなあたしたちのアツい遊び・・・
それはもちろん、いないいないばあ、なの。

いないいないばあ、の絵本は、
イロイロあるの。
うちのおかーさん、図書館につとめていたとき
児童サービスのケンシュウなんて
いったりしていたものだから
いないいないばあ、といえば
元祖は松谷みよ子さんだと思いこんでいたなの。
あかちゃんはみんな「いないいないばあ」を
気にいるにちがいない、とも
思いこんでいたなの。

それであたしが3か月くらいのときに
松谷みよ子さんの『いないいないばあ』読んでみたんだけど
若すぎたあたしにはイミがよくわかんなくて
やっぱりノれなかったなの。
絵もあわーいカンジで、
あたしがもとめていた『ごぶごぶごぼごぼ』
なあざやかさとはちょっとちがうなの。

そしてやってきたこの『めんめんばあ』。
どうぶつたちが「いないない」って
カオをかくして登場するなの。
ページをめくると
目がぱっちりのカオをみせてくれるなの。
シロクロはっきり、この目がいいのなの。
やっぱり、色がアザヤカ、線はクッキリ、が
大スキなあたしなのなの。



めんめん ばあ (福音館あかちゃんの絵本―おでかけばいばいのほん2)

めんめん ばあ (福音館あかちゃんの絵本―おでかけばいばいのほん2)

  • 作者: はせがわ せつこ
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2006/10/15
  • メディア: 単行本




いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)

いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)

  • 作者: 松谷 みよ子
  • 出版社/メーカー: 童心社
  • 発売日: 1967/04/15
  • メディア: 単行本



やせられないのココロ [コミックエッセイ]

ダイエット体験談であるからには
体重が減ったり体型が変化したりした、という
実際の効果をあげていてほしい、と思うのです。


本当はずっとヤセたくて。―自分のために、できること

本当はずっとヤセたくて。―自分のために、できること

  • 作者: 細川 貂々
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/12
  • メディア: 単行本



画期的なダイエット法を提示している、
というのではなく、
食べたものを記録して
食生活を見直すところからはじめる・・・
という、きわめてまっとうなやり方。
しかし、そこにたどりつくまでの
心の状態や生活を描いているのです。

自分でも気がつかないうちに
太ってしまうのは何が原因なのか。
野菜中心の食事なのに
間食していないのに
やせる商品をつぎつぎ買っているのに
なぜ、太るのか?

野菜でも揚げものにしていればカロリーは増えるし
間食をしていないとは言っても
食事とみなしてお菓子など甘いものを食べれば同じこと。
やせる商品だって使わなければ意味はないし。
こうして、第三者としてマンガを読めば
あたりまえじゃないかと思うんだけれど、
「普通に考えたらそんなことして太るに決まっているだろう」
というようなことを
これはだいじょうぶだと思ってやってしまう心理を
すごくよくあらわしていると思います。

食べて気晴らしをしていたことや、
食事に気を遣うことが自分を大切にすることにつながると気づいたり。

けっきょく、食生活の改善と適度な運動におちつき、
あせらずゆっくりと効果を出していくのだけれど
やはり、そういう結末は安心です。
それ以外の方法で健康的にやせるなんて
やっぱりありえないよね、と思うし。
やせるというよりもともと標準ではなかった体重が
適正な生活を送ることで標準に近づく、
自然な状態になる、というのが望ましいと思うのです。

この本においては
作者てんてんさんの夫であるツレさんの存在が
おもしろいと思います。

やせたいのにやせられず
自己嫌悪に陥ったりいら立ったりするてんてんさんに対し
状況の分析と問題点を冷静に指摘するツレさん・・・。

でもこの人、やせてない?
というかむしろ太ってなかったっけ?
ヒトのコト言ってる場合なのか?
「肉と魚食べないけどぼくは太ってる。
お菓子と乳製品が好きだから。
野菜中心だから太らないというのはちがう」
というようなことも言ってるし。
・・・と思いながら読み進めていくと
ご自身は自分の体型について
まったくこだわりはないらしく
太っていても気にしていないのだ、
という記述が出てきます。
・・・なるほど・・・。
てんてんさんのこと、
太ってもやせても好きだっていうし。
むむ!

『カニツンツン』の巻 [ユイの絵本日記]

うちのおかーさんが図書館につとめていたとき
三大わけわからん絵本、って勝手に呼んでいた絵本があったのなの。

『もこもこもこ』と
『もけらもけら』と
この、『カニツンツン』なの。

もっとも!
わけわからん絵本は、いっぱいありますの。
アタラシイのはつぎつぎでてきてつぎつぎ消えちゃうから、
評価が定まった、ってよく言われる、
ロングセラーのなかでなの。

長新太さんの絵本は、
ほぼすべてがわけわからんなの。
だからジョガイですの。
むずかしくてオトナにはリカイできないって言われてるほどなの。

あかちゃんの本、に分類される絵本も
わけわからん、というか
ストーリーよりコトバの響き
絵のインパクト、に重きを置いているモノが多いから
こちらもジョガイするのなの。

いつかコドモが生まれたら
はたしてこれらの絵本をほんとうにヨロコブのか
試してやろうと思ってたらしいのなの。

で、このあたしが、
ヒカク的早い時期に被験者となったわけなの。
3か月くらいのとき。
・・・で、やっぱり早すぎたかもなの・・・

『もこもこもこ』は
なんだか絵がぼんやりで
いま一つノれなかったなの。

『もけらもけら』はテキストが多すぎて飽きちゃったなの。

『カニツンツン』はやっぱりこれも
テキストが多かったの・・・。

だけど、半年すぎてまた挑戦したら、
あたしにも楽しさがわかってきたのなの。
やっぱり、表紙の色がきいろだし。

あかいのもね、全部のページに出てきてツンツンいってる、
このカニなのかツンツンなのかわかんないブッタイが
おもしろいなの。
手をのばしてさわってみるの。
カニツンツンのカニって
じつはハサミのあるカニのことじゃないみたいだし
ナゾなの。
コトバは、ひとつひとつは意味がないようで意味があって
それは最後に解説までついているなの。
ラレツされることには意味は?あるの?ないの?
って感じなんだけど
そんなことオトナたちに考えさせておけばイイことなの。
あたしは早口で読んでもらうのがイイ感じだと思うなの。


カニ ツンツン (こどものとも傑作集)

カニ ツンツン (こどものとも傑作集)

  • 作者: 金関 寿夫
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2001/10/31
  • メディア: 単行本




もこ もこもこ (ぽっぽライブラリ―みるみる絵本)

もこ もこもこ (ぽっぽライブラリ―みるみる絵本)

  • 作者: 谷川 俊太郎
  • 出版社/メーカー: 文研出版
  • 発売日: 1995/02
  • メディア: 単行本




もけら もけら (日本傑作絵本シリーズ)

もけら もけら (日本傑作絵本シリーズ)

  • 作者: 山下 洋輔
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1990/11/30
  • メディア: 大型本





絵はすべて同じ人がてがけています。
テキストはそうそうたる方々です。

『ぶんぶんきいろ』の巻 [ユイの絵本日記]

やっぱりあたしはきいろがスキ、なの。
スキな絵本もきいろいのがいろいろなの。
きいろを見てるとつい、ニコニコさんになっちゃうなの。

この絵本、タイトルからしてきいろなの。
あたしが生まれたとき、
おいわいでもらったのなの。

きいろのホットケーキや
きいろとくろのしましまみつばちに、
ついつい手をのばしちゃうなの。

きいろとくろのしましまのなかに
みつばちがかくれちゃってるページがあるの。
ここがたのしいなの。

いちばんおわりに書いてあるの。
「おうちのかたへ
生後6か月くらいまでの赤ちゃんでも、
黒白を中心にしたコントラストの強い配色や、
目や口がある『顔』の絵に注目することが知られています・・・」
ここは読まなくていいんじゃないのなの?

きいろとくろのしましまをみたときの
あたしのニコニコには
カガク的(?)コンキョがあったのですの。


いっしょにあそぼ ぶんぶんきいろ

いっしょにあそぼ ぶんぶんきいろ

  • 作者: 柏原 晃夫
  • 出版社/メーカー: 学研教育出版
  • 発売日: 2010/06
  • メディア: 単行本



愛のドレイ。 [マンガ]

赤ちゃんとは、
暴君なのでしょうか、
専制君主なのでしょうか。

授乳、離乳食、おむつ・・・
だけじゃない!
布団等の平らな所に寝かせると泣くんですよ。
全身で、
こんな小さいからだのどこからそんな大声が出せるのか、
という音量で。
だから彼らを泣かせないようにするには
欲を言えば、笑わせるためには
まさに片時も離れず、
つきっきりでつき添わないといけないのです。
コトバを持たぬ彼らのキモチ、
忖度して慮ってなだめすかして・・・。

あかちゃんのドレイ。(1) (ワイドKC)

あかちゃんのドレイ。(1) (ワイドKC)

  • 作者: 大久保 ヒロミ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/09/13
  • メディア: コミック



子どもを産んだら母はドレイになるのだ
という、被害妄想に彩られた育児エッセイマンガです。
あるある、とは思うモノの
そこまで悲観そして卑下しなくともよいのでは、
とあきれかえってしまうあたり
ピロミさんに比べたら
わたしは女王への忠誠心が足りません。
女王様が泣いてもほったらかしてるときあるし。

一見、女王に虐げられているかに見えるドレイですが
そもそも、愛がなかったらドレイになんてなれません。
女王の眠りを妨げず
機嫌を損ねないための努力。
起こさないため、泣かさないための努力。
感心してしまいます。



以下ちょっと愚痴ぐち


『おひさま あはは』の巻 [ユイの絵本日記]

さいきん、よくわらうあたしなの。
カラダをくすぐられてはわらい、
いないいないばあ、でわらい、
音楽に合わせて、にぎられた手をふられては、わらい。
パパがわざと出すわらい声とわらい顔も、
見て聞いて、わらわずにはいられないんですの。

この絵本は、パパが最初に読んでくれたなの。
でもあたしはいまひとつ
ノれなかったなの・・・。
なにか、もっと、こう・・・
もっとアツくなれるはずなの・・・。

「犬とかネコとか、まだわからないんじゃないか~」
もう~、わかってないのは
アナタがたのほうですの~。

「そうか、こうだな~
『おひさまが あはははっ』」
あはは、のところを
ほんとのわらいごえで読みはじめたなの。

そうしたら・・・
いきなりおもしろくなってきちゃったのなの!
ケタケタ、ケラケラ、
「あはは」がでるたび、あたしはウケまくり。
「みんなが あはは」なの~。
ココがいちばん、わらったの。
手と足もばたばた、全身運動なの。

楽しいからわらう、こともあるけれど
わらうから楽しくなる、こともあるのなの。
オトナたちにも大切なのなの。
泣くのがしごとのあたしたちだけど
同じくらいたくさんわらいたいのなの。


おひさま あはは

おひさま あはは

  • 作者: 前川 かずお
  • 出版社/メーカー: こぐま社
  • 発売日: 1989/07
  • メディア: 単行本



『きたきたうずまき』の巻 [ユイの絵本日記]

くるくる、ぐるぐる、ころんころん・・・。
まわるのって楽しいなの。
寝返りがじょうずになったあたし。
うつぶせでしっかり顔をおこせますの。
ベッドの上でいっぱい寝返りしているの。

「あたしの寝返りはそんなに安くありませんの」
って言ってたのは、だれなの?って?

このうつくしい寝返り、
多くのヒトに見てもらうべきなの。
って考えがかわりましたの。
チェンジですの。
イエス、ウイ、キャン寝返りなの!!

これは、くるくるまわる、うずまきの絵本なの。

きいろい表紙がこれまたあたしごのみなの。
そこに、あかくくっきり、うずまき。
わくわくにこにこしてしまうのなの。

みどりのうずまきは蚊取線香のようで、
ふとくてみっちりまかれたうずまきは
・・・釣りエサのきもちわるい虫をおもわせる・・・
ので、うちのおかーさんはあまりこの本さわりたくないっぽいなの。


きたきた うずまき (0・1・2・えほん)

きたきた うずまき (0・1・2・えほん)

  • 作者: 元永 定正
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2005/05/20
  • メディア: 単行本



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