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やせられないのココロ [コミックエッセイ]

ダイエット体験談であるからには
体重が減ったり体型が変化したりした、という
実際の効果をあげていてほしい、と思うのです。


本当はずっとヤセたくて。―自分のために、できること

本当はずっとヤセたくて。―自分のために、できること

  • 作者: 細川 貂々
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/12
  • メディア: 単行本



画期的なダイエット法を提示している、
というのではなく、
食べたものを記録して
食生活を見直すところからはじめる・・・
という、きわめてまっとうなやり方。
しかし、そこにたどりつくまでの
心の状態や生活を描いているのです。

自分でも気がつかないうちに
太ってしまうのは何が原因なのか。
野菜中心の食事なのに
間食していないのに
やせる商品をつぎつぎ買っているのに
なぜ、太るのか?

野菜でも揚げものにしていればカロリーは増えるし
間食をしていないとは言っても
食事とみなしてお菓子など甘いものを食べれば同じこと。
やせる商品だって使わなければ意味はないし。
こうして、第三者としてマンガを読めば
あたりまえじゃないかと思うんだけれど、
「普通に考えたらそんなことして太るに決まっているだろう」
というようなことを
これはだいじょうぶだと思ってやってしまう心理を
すごくよくあらわしていると思います。

食べて気晴らしをしていたことや、
食事に気を遣うことが自分を大切にすることにつながると気づいたり。

けっきょく、食生活の改善と適度な運動におちつき、
あせらずゆっくりと効果を出していくのだけれど
やはり、そういう結末は安心です。
それ以外の方法で健康的にやせるなんて
やっぱりありえないよね、と思うし。
やせるというよりもともと標準ではなかった体重が
適正な生活を送ることで標準に近づく、
自然な状態になる、というのが望ましいと思うのです。

この本においては
作者てんてんさんの夫であるツレさんの存在が
おもしろいと思います。

やせたいのにやせられず
自己嫌悪に陥ったりいら立ったりするてんてんさんに対し
状況の分析と問題点を冷静に指摘するツレさん・・・。

でもこの人、やせてない?
というかむしろ太ってなかったっけ?
ヒトのコト言ってる場合なのか?
「肉と魚食べないけどぼくは太ってる。
お菓子と乳製品が好きだから。
野菜中心だから太らないというのはちがう」
というようなことも言ってるし。
・・・と思いながら読み進めていくと
ご自身は自分の体型について
まったくこだわりはないらしく
太っていても気にしていないのだ、
という記述が出てきます。
・・・なるほど・・・。
てんてんさんのこと、
太ってもやせても好きだっていうし。
むむ!

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