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出産日記5 入院読書日記2011 [非日常]

前回の入院では、自分の体の回復だけを考えていればよかったので
点滴が取れるころには
入院生活にも余裕が出てきていました。

病室のベッドの上で
持ってきた本を読み、
眠くなったらうとうとして、
たまにテレビを見て、
時間になれば食事がでてくる、
という、ゆったりした生活でした。

けっこう読めたし、
DS文学全集まで持ち込んでいたのでした。

今回も本を持って入院したものの
読む時間はあまりありませんでした。
手術の前日にはわりと時間がありましたが
ユイが生まれてからは
傷も痛むし、授乳も2、3時間おきで
空いた時間には眠らねば・・・
という状況だったのでしかたがありません。

けっきょく、全期間を通して、
『1Q84 BOOK1』を半分くらいしか読めませんでした。
おととし発売日に買ったものの
ずっと読まずにあったものです。

サイドテーブルに読みかけの『1Q84』を載せておいたところ
回診に来た主治医の先生が見つけて
「お、『1Q84』読んでるのか。
村上春樹はけっこう読む?」
と声をかけました。

「ほとんど読んでます」
とわたしが言うと、
「どれがいちばん好き?」
と聞かれたので
「『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』です」
と答えました。
「村上ファンはそうだなぁ~」
と、先生。

村上春樹を愛読する医師なんて
ステキすぎるっ。
すべてを見られたうえ
おなかを2回も切られたのが
この先生でよかった(笑)

やはり、この質問には長編小説のなかで選ぶのが
暗黙の了解のように思うのね。
しかし、長編と趣が異なる短編部門とエッセイ部門でも
それぞれに好きな作品を選びたくなるのがまた、
村上ファンというものです(ですよね)。

短編部門なら『カンガルー日和』
エッセイ部門は「村上朝日堂」シリーズを推したいわたしです。

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