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のはなしのはなし [エッセイ]

うちの夫おたかポンが伊集院光を尊敬しています。
なにがきっかけなのかはよくわかりませんが
アタマがいいところがリスペクト対象のようです。

ラジオを聴いたこともないと思うんですが。
(わたしもないです)

たしかに、クイズ番組などではかなりの正答率を見せているので
よくモノを知っているのだなぁと思っていました。
インテリ、知識人に近い感覚で見ることが多かったです。

しかし、伊集院は見た目通り(!)お笑い芸人なのだなぁ。
と、エッセイ集を読んで認識しました。
芸能活動の最初のころは落語家として修業をしていたこともこの本で知りました。
その後はラジオ番組をずっと続けていたということです。

のはなし

のはなし

  • 作者: 伊集院 光
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2007/09/28
  • メディア: 単行本


メールマガジンに連載されていたエッセイを
750話→80話に厳選してあります。
テーマは読者から募集したもので、「○○のはなし」のタイトルが
五十音順に「あ」から「ん」まで並んでいます。
何の変哲もない単語に関するできごとを
自身の体験のなかから掘り起こして
おもしろくふくらませていく技術、
話すことを芸として磨いてきた人のなせる技ですね。
よーく、アタマを使って考え抜かれたお笑いが
わたしは好きです。
人を楽しませたい、人をおもしろくさせて輝かせてあげたいって
気配りはもはや愛ですよっ。愛。

しんみりした話を書いたら最後は
ケツ毛ボーボー音頭の歌詞で締めくくるといったことからも
芸人魂を感じとっておくこととします。


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