見えないもの 信じること [マンガ]
おばけ、幽霊、妖怪、妖精、などなど・・・
確証のない未知の存在。
古くから、人々の生活のなかには
不思議な存在が溶けこんでいて
人はそんなモノたちと
ココロの中でなかなかに楽しく共棲してきたのです。
目には見えないけれど
きっといるのだろうと思うことで
人間のチカラの及ばないおおいなる世界を尊重してきたのですね。
「のんのんばあとオレ」マンガ版と文章版です。
著者水木しげる氏、幼いころは「しげーさん」「ゲゲル」なんて
呼ばれていたそうです。
家にお手伝いとして出入りしたりしていたおばあさん「のんのんばあ」に
折にふれ、身の回りにひそむいろいろな妖怪の話を聞いて成長していきます。
家の中やすぐそばに妖怪がいるなんて思ったら
子どもじゃなくてもすごく怖いことです。
けれども、のんのんばあの話はただ怖いだけのものではないのです。
妖怪とのつきあいかたをちゃんと知っているからです。
そういう妖怪がいるのかもしれない、とすこし信じてみると
身の回りの世界や自分の生活に対して
やさしい気持ちをむけられるようになる気がしています。
いちばん幼少の頃のしげーさんがカワイイ。
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